カレーパンでグランプリを受賞したお店の話(内側の時間と外側の時間 キネステティク・クラシック ネオ)

時々行くパン屋さんのカレーパンが賞を取ったと、ネットニュースに載っていました。

客が勝手に応募!?カレーパンGP金賞 船橋のお店

ピーターパンというこのお店は、パンの扱いが丁寧です。ほとんどのパン屋さんではパンをさっさと袋詰めにしていると思いますが(私見)、ここはしっかりゆっくり丁寧に袋詰めします。お客さんが並んでいても、同じです。おそらく、店員さんへの教育が丁寧重視なのではないかと思います。

これは最近聞いた話ですが、マイクロソフトのカナダにおける調査によると、ネットで何かの情報にアクセスするとき、2000年のユーザーは12秒待てたのが、2013年には8秒になっていたそうです。たぶん今は8秒以下でしょう。SEO的には離脱率とか直帰率とかいう話になるのでしょうがそれは置いといて、全体的に待てない人が増えているというのはあちこちで聞きます。

キネステティク・クラシック ネオでは、動きを考える要素の一つとして「時間」を取り上げます。
時間は誰にでも同じように流れている訳ではありません。これは、スピリチュアル的な意味ではなくて、時間の感じ方は人それぞれで違うのです。
誰かと関わる時に、誰かの心地よいと思う時間(ペースやタイミング)が、あなたの心地よいと思う時間(ペースやタイミング)と違う事がありませんか。キネクラネオでは、自分に属する時間を「内側の時間」、それ以外を「外側の時間」と表現します。

パン屋さんの話で言うと、並んでいるお客さんのせかせかした空気(店員さんにとっては外側の時間)に応えてパンが潰れたり焦ってレジ打ちを間違えたりするよりも、店員さんの内側の時間重視で着実に丁寧にパンを扱う方が結果的にはお互いの満足につながるでしょう。そもそも、さっさと詰めるのと丁寧に詰めるのと、何秒も変わらないのではないでしょうか。

この時間の内側と外側は、他のことでも同じように考えられます。
たとえば誰かの着替えを手伝うとき、着替える人の内側の時間は、手伝う人よりもゆっくりなことが多いと思います(さっさと着替えが出来ないから手伝う必要があるケースが多いと思われるので)。そういうとき、手伝う人のペースという外側の時間主導で着替えを進めたら、手伝われている人の内側の時間は多かれ少なかれ損なわれます。その結果、パン屋さんで言うとパンが潰れるとか焦ってレジ打ちを間違えるとかのような、あまり喜ばしくないことがおこるかもしれません。

時間には他にも考えなくてはいけない要素があるので、「だから相手に合わせましょうね」とかいう単純な結論にはならないのですが、相手と自分の時間の流れは違うかもということを頭の片隅に入れておくと世界が平和になる気がします。
「内側の時間」と「外側の時間」の考え方、機会があったらお試しください。

時間のことや、時間以外のそういう要素について学びたい方は、キネクラネオのパーソナルレベルをどうぞ。
現在は個人レッスンと、三名程度までのグループでの受講をお受けしております。場所は東京都江東区北砂のセッションルームもしくは出張でご自宅やご指定の場所にお伺いします。
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