離れて暮らす親に、子供としてできること(究極の親孝行かもしれない、キネスティク・クラシック)

「一緒に住んではいないんですが、親もそれなりの年なんです。今度帰省するので、その時にできることはないかなと思って」

「自分は一緒に住んでないので、普段介護はしてないんです。介護してくれてる家族の邪魔にならずに、自分にできることがないかと思って」

最近、そういう動機でキネスティク・クラシックの体験会を受けてくれた方が、立て続けにいらっしゃいました。

普段介護とか介助とかしてない。でも、親は年をとってきた。離れてて意識してなかったけど、久しぶりに会ったら、このままで大丈夫なのか心配になった。

親御さんと離れて暮らしてる人なら、誰でもいつか抱く気持ちだと思います。

キネスティク・クラシックは、いわゆる「介護」とは少し違います。「人の動きを楽にするもの」です。なので、「年寄り扱いはしないでほしい」というお父さん(とてもよくある話なんです、お父さんには)にも、「元気に過ごせる体操」的なアプローチで、「健康にいい、こんな動き方もあるんだって」的に話題にすることができます。そこでお父さんが受け入れてくれれば、お父さんが本当に介護が必要になったときに、あなたをきっかけとしてお父さん自身が学んだことが、お父さんの毎日の生活を助けてくれます。それと同時に、あなたがある程度の年になったとき、あなたご自身が楽に動くのにも、役に立ちます。

キネスティク・クラシックを学んだ後に親を見送って、それまでに学んだどのボディワークよりも、セラピーよりも、キネスティク・クラシックが一番、弱っていく本人を、確実に楽に過ごさせてあげることができました。一度学んで身につけば、何も道具を持っていなくても、自分も周りの人も楽にすることができます。キネスティク・クラシックを学ぶことは、究極の親孝行。そんなことを思う朝です。


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