身近な人を介助するときのポイント(特別なことは何もしない介助法、キネステティク・クラシック)

介助と関係ないところでお世話になっている、大事な友人が居ます。
ご家族が介助が必要な状態で、リクエストがあったので、家族など身近な人を介助するために役立ちそうなことを、キネステティク・クラシック中心にまとめて、「動きの革命」の本と一緒に送りました。
この内容は、パーソナルレベルで一通り概念を学ばないと、本当の意味では活用できないのですが、もともと介助されているお宅に私が施術者として訪問していたり、急に家族の介助をしないといけなくなったりした方への緊急避難(?)として、その都度お伝えしていることのまとめです。
施術をしている人はわかると思いますが、実際に会って、見て、現在までの状況を知っていてアドバイスをすることと、話を聞いただけまたは一般的なこととしてアドバイスをすることは、全然別物です。
なので、せっかく作ったのでプリントの内容を全部ここに公開しようかとも思ったのですが、とりあえず、最後の部分だけ公開します。
前半4分の3は、説明を付けたら公開できるかなーと思うので、またそのうち考えます。
最後の部分を見て気になった方は、ざっくり体験会においでください。

*     *     *     *     *

(プリントの最後の項目、「環境」についてと内容全体のまとめ)

緊張が少ない環境、自力で動こうと思ったら動ける環境を作ることは、実は施術をするよりもずっと効果的なケアになります。なぜなら、施術の恩恵はほぼそのときだけですが(そのとき楽になってその後も快適ということはあるけど)、環境が整うことはその人が過ごす全ての時間をケアすることと同じだからです。逆に言うと、どんなに良い施術をしても、普段過ごす環境や日常のケアが配慮の無いものであれば、施術の恩恵はほとんど帳消しになります。
環境を整えることには、キネステの全ての概念を使います。なので、本当はキネステティク・クラシックのパーソナルレベルを受けてもらうと話がわかってもらいやすいのですが、なかなか機会が無いという方のために、身近な人のケアをしている人向けに、今自分が訪問でやっていたり、ご家族に伝えたりしていることの中で、重要そうなことを書きました。
とはいえ全然キネステがわからないと説明がまったくわからないと思うので、「重力を味方にする動きの革命 キネステティククラシック」を読んだ上でこのプリントを読んでいただくことを前提にしました。

少しでもお役に立てば幸いです。
また、これからこのプリントを見る人のために、ここがわかりにくい、実際やってみてこうだった、こういうことも知りたいなどのご意見やご感想を頂ければ助かります。

これからの時代、介助が日常生活にまったく関わってこないという人の割合は、確実に減ります。そのときに、介助する側も、される側も、少しでも楽に快適に日常を送れるように、普通の動きを丁寧に行うだけで特別なことは何もしない介助法、キネステティク・クラシックが介助のスタンダードになることを祈っています。


2 Comments

  1. なるほど、なるほど。
    そのとおりですね。
    施術はいっときの解放と学習のきっかけ。環境は学習の場の維持。
    すばらしい。
    チャンスとメンテナンスですね。
    医学的治療もきっかけと維持が大切だし、バイクも修理したらその後の乗り方が重要だし、結婚も結婚してからの維持がそりゃあ大変だし・・・あれっ、話がずれましたね。

    いつもながら、ためになるお話をありがとうございました。

    1. さあさん、こちらこそ、いつもながら気付きの多いコメントをありがとうございます。
      チャンスと、メンテナンス。キネステでラップが作れそうな気がしてきました(違う)
      「施術はいっときの開放と学習のきっかけ」という部分の後半は、エサレンの施術者を「プラクティショナー」と呼ぶことに通じると思うのですが、この「学習のきっかけ」が意識されていない、文字通り術を施すだけの施術は、施術者の自己満足か受け手側の依存に繋がりそうな気がしています。
      何であれ、特に目を引くわけでもない、よく考えれば誰でも知っているような当たり前のことを、淡々と維持するのが、一番大変だということですね・・・ご年配の方と接していると特に、その大変なことをやり続ける尊さに打たれることがあります(そしてそれは私にとってはご褒美のひとつです♪)

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