クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのこと

いつもキネステ(と、食べ物)のことばかり書いていますが、今日は、施術の中で行っている「クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」のことを。

クラニオセイクラルセラピーといわれるものには、いくつかやり方があるのですが、バイオダイナミクスは、一見何もしないワークです。セラピストは、何もしないで、クライアントと共に居ます。一見簡単そうですが、「何もしないで共に居る」ということは、やってみると、簡単ではありません。人って常に何かしようとしちゃうんですよ。瞑想をやってみたことのある方は分かると思いますが、何も考えないのって難しいですよね。瞑想は自分のことだけ構っていればいいのに、考えないことが難しいのですから、二人で居ればなおさらです。クライアントの状態が変化したりしたら、それに反応したり・・・しないようにする訓練を、セラピストはトレーニング中ずっとやっているといっても過言ではありません。
その結果何が起こるのかというと、そのときまで、何が起こるかわかりません(爆)クライアントの身体・・・というか、身体も意識も含めた全部をバイオダイナミクス用語で「システム」と呼ぶのですが、そのシステムにとってそのとき必要なことが、起こります。セラピストもクライアントも、予測もコントロールも出来ない何かです(「何か」をコントロールできるとしたら、そもそもバイオダイナミクスではない)。

私は現在クラニオセイクラル・バイオダイナミクスのみのセッションでと、エサレンの考え方に基づいておこなうオイルマッサージのあとにと、概ね二つのやり方で、バイオダイナミクスをおこなっています。どちらもそれぞれ良さがありますが、肉体的な身体が疲れていたり、肉体的な身体の奥に踏み込むことに意識的にでも無意識にでも抵抗がある場合は、先にエサレンを受けてからのバイオダイナミクスをお勧めしています。

・・・と書いても、キネステと同じで、バイオダイナミクスも体験しないとよくわかんない代物です(そういうライブで体験しないと腑に落ちないものばかりが好き)。ちょうど、代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターで行われる「ソマティックフェスタ」で、私のクラニオの同期・三上睦子さんが、「いのちに触れて・・・心と身体のデトックス、クラニオセイクラル・バイオダイナミクス」というタイトルで、体験ワークショップを行います(12時半~)。私と、同期がもうひとり、お手伝いに行く予定です。
個人セッションではありませんが、バイオダイナミクスがどんなものか、知りたい方は是非お越しください。ソマティックフェスタ、他にもそうそうたるからだや心の専門家のワークショップが行われるようですよー。

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