手は口よりも物を言う

創始者のキネステには、以前は「看護の」という言葉が頭についておりました。
日本以外の国では、「ケアの」という言葉が頭についているそうですが、日本語でうまくはまる言葉が無く、翻訳された方々は苦労されたようです。看護、というと、看護師さんだけが対象と思われそうだけれど、実際は介護福祉士さん、理学療法士さんや作業療法士さん、おうちで介護をされている一般のかた、ボディワークに携わるかたなど、さまざまな方が受講されて、それぞれにからだへの気づきを持って帰ってくださっています。
私が鍼灸マッサージ師でエサレンマッサージのプラクティショナーという非常に毛色の変わったベーシック教師ということもあり(毛色の変わっている件につきましては後日また書きたいと思います)、日本で行われているコースの中でも有数の、コースで専門用語をなるべく使わない、そして、仕事として看護や介護に従事していない方の受講率が高い、キネステのベーシックコースだと思っています。
キネステのベーシックコースは、自分の動きを知るコースです。自分の動きを知ることは、自分を大事にすることにつながり、人の動きの援助につながります。人を大事にすることにつながるかどうかは、援助を受けた人が判断することなので、ここで一概に言い切ることはできません。ただ、コースの中で、手は口ほどに、もしかしたら口以上に物を言っていることに気がつく瞬間があります。しかも、手は、口が言おうと思ってないことを言っていたりするのです。
あなたを大事にしています、と、口で言っていても、相手のかたにそう感じられないような触れ方があるんですよね。例えば、お近くに小さいお子さんがいたら(大人でもいいんですけども)、一緒に歩くときに手首をがしっと持ってみてください。

…高確率で逃げられます。

相手がどこかに言ったら危ないからしたことなのに。あなたが大事という気持ちは伝わりにくかったらしい。
でも、それならどうしたらいいんでしょう?…というようなことを、やってみて、理屈を知って、またやってみるのが、キネステです(おおざっぱですが)。

オムツ替えのとき蹴られるのも、
ご飯を食べてくれないのも、
歩けるはずなのに歩けないと言われるのも、
日によって動けたり動けなかったりに差があるのも、
トイレでうんちをしてくれないのも、
お互いのどちらのせいでもなく、何か、伝わってないことがあるのかもしれません。
それも、言葉からではなくて、からだから。
(もちろん、それが原因ではないことも当然あるでしょう)

キネステでは、からだで伝えるということはどういうことか、を学習します。言語ではないコミュニケーションですので、言語を理解できない状態の人にも伝わることができる可能性があります(なので、犬ちゃん猫ちゃんにも応用できます)
なんだそりゃ、と思った方は、お近くのキネステ体験会、もしくはコースにぜひどうぞ。

(…長い記事になったので、こんど分けようっと←まだまだ工事中なのです)

鯉@お堀


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