自分が介護を受ける頃に間に合うといいけど無理だろうなときっとみんなが思ってること

長いタイトルです。
タイトルが全て!

自分が介護を受ける頃に間に合うといいけど無理だろうなときっとみんなが思ってること、それは物のような介助じゃない介助が主流の世の中になってほしいってことです。

多分キネステ関係者は(どのキネステの関係者でも)みんな思ってると思います。

一般の人は多分知らないと思うんですけども、現在の介護や看護の世界で行われている介助の主流は「物扱い」です。
物扱いとは、宅配便の人とかがやるみたいなやつですね。

・小さくまとめて持ち上げる
・てこの原理で持ち上げる
・自分はなるべく体をいためないように持ち上げる

そして、現在起こっている介護の問題で解決されるべきとされているのは、介助者の体をいかに痛めないか、です。
介助を受ける側のことは無視すらされていません。
無視すらされて居ないというのは、そういう問題があるということすら認識されていないということです。

やられてみたら分かるんですけどね!
やられて分かる頃には、みんな要介護になってるんで、「やめてほしい」って言えないんですね。
で、暴れると問題老人になります。
全部とは言いません。
もちろん暴力的なご老人も居るんでしょう。
だけど、自分がされたくないことをされたり、怖いことをされて、喋れなかったら、やめて欲しくて暴れるでしょう?
そういうことだって有るんですけど、それは認識すらされていません。

「だってそういうものなんでしょ?」といってる方も、病んだり弱ったりしたら、上記の意味が分かると思います。
で、その時には多分もう遅いです。
これからやってくる未曾有の超高齢化社会に対するセルフケアの答えは、外から与えられる筋トレでも食養生でもサプリでもなく、今有る自分の体を、できるだけうまく使うやり方を知って試して経験を積む、内側から地味に学習するということです。

ほんとに、キネステが義務教育に入る日が来ますように。
そうしたら日本人の健康寿命が確実にもっと伸びると思います。


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