職員二人がかりの介助じゃないと起き上がれないと思っていた方が、一人で楽に動けすぎちゃってご本人も介助者も笑っちゃった話・前編(キネステティク・クラシック ネオ)

本日は受講してくださった方のご感想とご報告をシェアさせていただきます。

まずは、キネステティク・クラシックを受講されて、ネオ版をアップデート再受講されているTさん。
先日三日間の再受講を終えて、感想を頂きました(口頭でお聞きしたもののメモです)。

今回感じたのは、自分の事が考えられるようになった、ということです。
クラシックを受けたときはご利用者さんにどうやって楽になってもらえるようにキネステを使えるかが頭から離れなかったのですが、ネオ版になって、まず自分のことや自分の動きについて、考えられるようになりました。

素晴らしいですね!
これがどれだけ素晴らしいのかは分かっていただけないかもしれませんので補足しますが、ケアのお仕事をされている方は、まず相手のことを考える方がとても多いです。
なので、「自分の動きを通して、人の動きを理解する」パーソナルレベルに参加していても、どうしても「あの患者さんにはこれをどうしたら楽になってもらえるだろう」とか、「これが使える利用者さんは居るかな」とか、もっと先を行って「スタッフに伝達講習するためにメモ取らなきゃ」とか、自分の動きは置き去りになりがちです。
そうするとどうなるかというと、せっかく参加しても、誰の動きを変えるヒントも得られません。
自分の体で分かってないことが、人にできるわけないんです。
ではありますが、それを払拭することは、自分の習慣を変えることになるので、簡単なことではないのです。
それに気付いていただけたというのは、とても素晴らしいことで、ファシリテーターとしては、とても嬉しいご感想です。

そして、その後メールでも、ご報告を頂きました。
タイトルの「狭い場所で、職員二人がかりで起き上がりの介助をしていた方」についてです。
体格の良い方で、麻痺があり、ベッドの片方は壁に付いているそうです。それ以外にも環境上動かせないものが床にあったりして、介助する人は一人しかベッドサイドから介助できません。
もう一人はベッドに乗って、二人がかりで上半身と下半身を支えて力技で起きてもらっていたそうで、介助を受けるご本人も楽そうではなく、無理な体勢を強いられる介助で職員さんの体も限界…
さて、どうしましょう。
キネクラネオのパーソナルレベルなので、実際の介助の仕方の練習をすることはしません。今どうやって起きているかを見せてもらって、その中でパーソナルで学んだキネステの概念で、今使っていなくて、今後使ったら楽になりそうなものがあるかどうかを見て行きます。

この間、ベッドで教えていただいたやり方昨日試したんですが…
1人で起き上がることができました!!!
私もですが、起き上がったご本人もなんかびっくりして笑顔になっていました。
あんなに楽に起き上がれるんですね~すごい!!

「びっくりして」「笑顔」ですよ~。
分かります?
介助される方も、介助する方もお互いに、大変だと思ってた起き上がりが、大変じゃなかったんです。

ここまでで既にありがたいご感想ですが、続きがございます。

いろいろ考えて、お互い楽なところがないか、探していきたいと思います!
そして、これができたことでもうとっても楽しくなってしまったので、ご利用者さんにも楽しんでもらえるようにしていきたいと思います

とっても楽しく仕事できる。
介護の仕事は3Kって言われたりします。が、これからの日本には絶対に必要な仕事です。
キネクラネオの受講者さんから「仕事が楽しくなりました」と言われることが良くあるのですが、そういうきっかけになれることは、これからの日本の介護業界への希望のひとつになると思います。

(楽に眠れる姿勢を試してみているところ)

ご感想の話、明日に続きます。
シェアをご快諾いただいたTさん、ありがとうございました!

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