国試に受かることと職業人として良い人生を送れることは、どちらが大切なんでしょう・後編

…はい、昨日も書きましたが、どちらも大切ですね。

昨日の最後に、「キネステティク・クラシック ネオに関わることが出来た学生さんのことが、現在発売されている医学書院の『看護教育』3月号に、掲載されています」と書きました。
購入してお読みになった要る方はご存知のように、実は、2月号にも学生さんの実践が掲載されています。
どちらも、沖縄の名桜大学の学生さん(と、卒業生さん)の話です。
この辺の実践については、ぜひ『看護教育』誌をお読みいただきたいのですが、国家試験に出題されるカリキュラムとしての介助技術と、現場で役に立つ考え方としてのキネステティク・クラシック ネオとを、学生さんが混乱しないように、また、困ったときには思い出して使うことが出来るように、上手く伝えている様子が窺えます。

「試験に出ないものは教えられない」という声を、看護教員の方から直接聞いたことがあります。「教えられない」というのは、現実に即した声なのかもしれません。ですが、「こういうものがあるよ」ということを、伝えておくことは、出来るのではないでしょうか。
看護師の国家試験の後、発表までは時間があると思います。私事で分野も違うので同じようには言えないでしょうが、私の卒業した鍼灸学校では、国家試験の後、卒業までの間に、授業では教えられないけれど実際に現場に出たら役に立つ技術を講義する時間がしばらく設けられていました。これは専門学校の例ですが、大学だともう少し余分なことをするゆとりがあるのではないかと思います(これも卒業した学部等が全く違うので、反論されるかもしれませんが)。

試験に出ることを教えるだけで手一杯かもしれませんが、機会があったら、教え子の職業人としての人生に助けになるかもしれないことを、伝えてみては頂けないでしょうか。
職業としてだけでなく、人生の中でも、キネクラネオがお役に立つ日が、いつかあるだろうと思います。

お時間を割いてここまでお読みいただきまして、どうもありがとうございました。

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