冬のシニア転倒防止キャンペーン・その1 転びにくい環境にしておこう

冬のシニアの転倒防止キャンペーンということで、本日から何回かブログを書きます。ブログでの連続投稿に加えて、ブログの内容と連動した転倒防止講座もおこないます
ある程度の年齢の方、ある程度の年齢の方が近くにいらっしゃる方、本格的に寒くならない今のうちに、ちょっとでも転びにくいようにしておきましょう。

ブログ初回の今日は、前にも書いたことがありますが、転びにくい環境にしておこう!という話です(何回聞いてもいいことは、何回書いてもいいですから~!)。

環境のポイントを、3つにまとめました。
1!外より室内が転びやすいと知る!
2!スリッパは履かない!!
3!小さい段差を無くすか目立たせる、床の上には物を置かない!! です。

まず、1について。転ぶと言うと屋外だと思うかもしれませんが、現実は室内で転んでる人の方が、圧倒的に多いです。
転倒以外の事故も含んではいますが、 平成29年版高齢社会白書(全体版)によると、65歳以上の高齢者の住宅内での事故発生の割合は、20歳以上65歳未満の人より高くなっています。事故の発生場所は、「居室」が45.0%と最も多く、その次が「階段」18.7%、「台所・食堂」17.0%。
居室の環境を安全にすることの重要性を、まずは認識しましょう。

居室の環境の安全ということで、2!
スリッパを履くのは、やめましょう。
スリッパを無意識に脱げないようにしていることで、転びやすくなります(この辺の理由は後日)。
履くならかかとのある室内履きか靴下、それも裏に滑り止めのあるものにしましょう。滑り止めの無いものを愛用している場合は、100円ショップなどで滑り止めが売っていますので、それを使うと良いと思います。
ほかにも、突っかけサンダルとか、ぶかぶかのサンダルや靴とか、脱げない・滑らないようにするために、無駄な努力をしないといけない履物は、やめておいた方がいいです(なので、締め付けない靴が好きだからと言って、ゆるゆる大きい靴を履くのもお勧めしません)。

3!小さい段差をなくすか、目立たせましょう!
人って、大きい段差は、ちゃんと意識して越えるんですよね。
問題は気が付かないようなものです。
例えば、カーペットやマットのふちがめくれてひっかかりやすい、畳がへたっていて畳縁が少し出た状態になっている、ドアや敷居の所が少し高くなっている、床に延長コードなどの配線が這っている、などです。こういうものは無くすか(どけるか段差をテープなどで埋めてひっかからなくする)、無くせなかったら目立たせます。浅草橋にある販促用品の量販店では、階段の入り口にある小さな段差に、販促も兼ねて(?)店頭で販売している、赤と白とか黒と黄色の縞々のテープを貼っていました。
そして、これは段差ではありませんが、滑りやすいものが床においてある、落ちている。絨毯の上の新聞や広告や雑誌など、フローリングの上においてある衣類や洗濯物、スーパーやコンビニのビニール袋はどんな床の上でも。そういうものをうっかり踏むと、滑る可能性があります。床の上には物を置かない習慣をつけましょう。

転倒しても軽い打ち身くらいで済めばいいですが、骨折や生活に重要な部分で出血があると、二次的に生活の質が大きく損なわれることがあります。これをすごく極端にわかりやすく書くと、店頭をきっかけに寝たきりになる可能性が高くなるということです。
転ばないために、まずは環境から、転びやすい状況をなくしていきましょう。
・・・ということで、冬のシニア転倒防止キャンペーンワークショップを行います。
日程は、こちらのリンク先からどうぞ~。

つまずきました。


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