生きていくために一番必要な感覚って、なーーーーんだ?

生きていくために一番必要な感覚って、なーーーーんだ?

・・・っていうのは、キネステティク・クラシックの「感覚」のところで、時々参加者さんにする質問です。
「視覚ですね」という人が一番多いですね。
「見えなくなったら困ります」って。
でも、見えなくてもその感覚を他で補って生きている方はいらっしゃいます。現代人は情報の8割から9割を視覚から得ているので「無いと困る」と思うのでしょうが、無いと生きていけないわけではありません。
聴覚も同じ。ヘレン・ケラーは視覚と聴覚の重複障害がありましたが、結果的に大きな仕事を成し遂げましたよね。
嗅覚、触覚、味覚は、「一番無いと困るもの」として答える方が、ほとんど居ません。

これ、私のやるキネステ講習でこういう質問をしてるのでそうなるのかもですが、私自身は「動きの感覚(キネステティク感覚、固有覚)」が一番生きるためには必要だと思ってるのです。
キネステを学んだり、関連本を読んだことのある方はご存知だと思いますが、動きの感覚というのは、筋肉が感じる圧と緊張の感覚です。これがないというのはどういうことかは、宇宙飛行士の生活か、高い飛び込み台から飛び込んだ直後か、エアマットの上で過ごすか、巨大なビーズクッションに埋まって寝るかを体験していただけると、うっすらわかります(※体験しにくい順)。
圧と緊張がわからないというのは、自分の姿勢がどうなっているかがわかりにくく、動くための手がかりが得にくく、実際動こうとしても動きにくくて動けない、ということです。上に書いてある中の、宇宙飛行士の生活以外はやったことがあるのですが、そこで体を思ったとおりに動かしたり、その状態から逃れるためには、ものすごい体力を消耗します(水中だとそれに加えて方向感覚がほとんど働かなくなります。素人はどっちに向かうかわからないから、自分で水をかかないで浮力で浮くまで何もしないで脱力していろといわれます)。
五感といわれる感覚は、動くときに使います。でも、キネステティク感覚が無いと、そもそも動くことが出来ません。動きの感覚は、いわば、五感の土台なんです。
そんなふうにとても大事な動きの感覚ですが、私たちの日常では、いちいちそれを感じてみることは少ないのです・・・
というような話から始まる、自分の動きのトリセツ作りや、キネステティク・クラシックパーソナルレベル。誰でも参加していただけまーす。
日程の確認はこちらからお申し込み・お問い合わせはこちらからお気軽にどうぞ。

 


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