マッサージ機を使うのは、元気で健康なときにしてください・前編(キネステの「環境」の話)

とある理由で具合が悪くなったクライアントさんから、緊急で施術の依頼がありました。
伺ってわかった、助けてコールの理由が、
「マッサージ機を使ったら筋肉痛になって動けない」。

その方は、十数分マッサージ機にかかったらしいんです。
途中でまずい、ちょっと刺激が強いと思ったらしいんですが、不調なので、設定した時間の間、逃げ出せなかったそう。

キネステティク・クラシックでは、「環境」という概念を学ぶのですが、その中で、「私たちは普段環境に合わせて動いていることが多いが、逆に環境の方を自分に合わせると動くのが楽になる」ということを体験します。
この「マッサージ機で筋肉痛」の方は、これのいい例・・・っていうか、身体には悪いんだけど、体験の例としては、よーくわかるいい例、です。
誰にでも言えることなので太字にしておきますけども、マッサージ機を使うのは、マッサージ機を自分に合わせてコントロールできる状況で、だけにしてください。具体的に言うと、やめたくなったら自力でストップできるとか、強いなと思ったら自力で弱められるとか、圧を望んでる場所が違うと思ったら自力で移動できるとか、そういう状況でだけ、機械を使いましょう。自分をマッサージ機に合わせて、あげくの果てにどこか痛めたなんて馬鹿げたことになるような状況を作るのは、お願いですから、やめてください。
確か、この前、足のマッサージ機を首だか肩だかに使って窒息されたという事件が起こってましたが、筋肉痛とか最悪窒息とかそういうことを防ぐには、シンプルに、「嫌だったらやめられる状態でやること」が一番大事ですよ。

この件でもうひとつ、キネステ関連でクライアントさんにお願いしたことがあるんですが、何だかわかりますか~。
ヒントは「マッサージを受けるのと機械は、やっぱり違うんですね」といわれた言葉の中にあります。
人に施術をするという意味での、マッサージ機と人間の一番大きな違いは、どこなのか。
長くなるので、また明日書きまーす。


写真が無いとさみしいから骨氏


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