骨折した八十代の女性に聞いた、セルフケアの大切さ(骨は重さをかけないともろくなる)

先日はじめてお会いした八十代の女性の話をひとつ。
一年くらい前に、肩を骨折したそうなのですが(肩といってもどの部分かは、お話を聞いてもよくわかりませんでした)、お医者さんが驚くくらい回復が早かったそうです。実際に腕を動かして見せてくださったのですが、同年代の女性の中でもよく動く方なんじゃないか?というくらい動く範囲が広く、痛みもなく動いていました。
その女性がおっしゃるには、長年日常的に運動をする習慣があって、それで治りが早かったのでは?ということでした。
キネステティク・クラシックでもお話するのですが、骨は常に壊されて、造られている組織です。骨に重さをかけない生活が続くと、既に造られた骨がもろくなるのではなく、壊された後に骨が造られる時に、今ある骨より強度が低い、もろい骨が造られることになります。
ということは、介助を受けるときも、誰かに重さを持ち上げてもらって動かしてもらっていたら、骨はもろくなる訳です。筋肉が弱っていても、痛みがあっても、辛くなく重さをかけて使える骨がどこかしらにあるやうでしたら、そこの骨を使うようにしてはいかがでしょう。
キネステティク・クラシックでは、介助のための内容だけでなく、こういった私達が自分の健康を守るために知っておきたい、日々の動きと健康の関係についても、体験を交えてお話をしています。
ご興味のあるかたは、お気軽にお問い合わせください。


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